福徳(ふくとく)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・僕は人の手に作られた石の地蔵に、かしこくも自在の力ましますし、観世音に無量無辺の福徳ましまして、その功力測るべからずと信ずるのである。乃至一草一木の裡、あるいは鬼神力宿り、あるいは観音力宿る。必ずしも白蓮に観音立ち給い、必ずしも紫陽花に鬼神・・・
泉鏡花
「おばけずきのいわれ少々と処女作」
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・・・勝軍地蔵はいつでも武運を守り、福徳を授けて下さるという信仰の対的である。明智光秀も信長を殺す前には愛宕へ詣って、そして「時は今天が下知る五月かな」というを発句に連歌を奉っている位だ。飯綱山も愛宕山に負けはしない。武田信玄は飯綱山に祈願をさせ・・・
幸田露伴
「魔法修行者」
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