ちちぶあおいし【秩父青石】
秩父地方に産出する青緑色の結晶片岩。主に緑泥片岩で、庭石・石碑などに用いられる。
ちちぶぎぬ【秩父絹】
秩父地方産の無地の絹織物。多くは衣服・夜具の裏地として用いられた。
ちちぶけい【秩父系】
⇒秩父古生層
ちちぶこ【秩父湖】
埼玉県西部、秩父市大滝地区にある人造湖。三峰山の西方に位置する。荒川本流と支流の大洞 (おおぼら) 川の合流点に昭和36年(1961)完成した二瀬ダムの貯水池。面積0.76平方キロメートル、総貯水量2690万立方メートル。秩父多摩甲斐国立公園に含まれる。
ちちぶこせいそう【秩父古生層】
秩父山地をはじめ日本各地に広く分布する古い地層。古生代石炭紀・ペルム紀の地層と考えられていたが、現在はその主要部が中生代三畳紀のものと判明。
ちちぶさんじゅうさんしょ【秩父三十三所】
秩父地方にある33か所の観音霊場。実際には34あり、西国 (さいごく) ・坂東 (ばんどう) の各三十三所と合わせて百観音とする。
ちちぶさんち【秩父山地】
関東山地のうち北部の山岳地帯。埼玉・群馬・長野・山梨・東京の1都4県にまたがる。最高峰は北奥千丈岳の標高2601メートルで、金峰山 (きんぷさん) ・甲武信 (こぶし) 岳・雲取山など2000メートルを超す山々が連なる。
ちちぶし【秩父市】
⇒秩父
ちちぶじけん【秩父事件】
明治17年(1884)秩父地方の農民が困民党を組織し、自由党員とともに高利貸しへの返済延長や村民税の減税などを要求して蜂起した事件。武装した1万人近い農民が高利貸しを襲撃、郡役所・警察などを占領。軍隊の出動によって鎮圧された。
ちちぶじま【秩父縞】
秩父地方から産出される縞の銘仙 (めいせん) 地。