いなずまおれくぎ【稲妻折れ釘】
頭部が稲妻形に二重に折れて鉤 (かぎ) 形をした釘。掛け物などをかけるのに使用。
いなずまがた【稲妻形】
1 稲妻の形を折れ曲がった直線で図案化した模様。紋所にも用いる。 2 左右交互に曲がった形。ジグザグの形。「十四人は、詞 (ことば) もなく、—に焼跡の町を縫って」〈鴎外・大塩平八郎〉
いなずまばしり【稲妻走り】
稲妻がひらめくように、速く走ること。「あの馬止めよといふ程も、家来に乗り抜け—」〈浄・会稽山〉
いなずまびし【稲妻菱】
「稲妻形1」を菱形に描いた文様。また、その紋所。
いなずまもよう【稲妻模様】
稲妻のように直線を折り曲げた文様。
いなずまよこばい【稲妻横這】
ヨコバイの一種。体長は翅 (はね) の先まで約4.5ミリで、全体が黄褐色。前翅に稲妻模様のような斑点がある。稲・麦などの害虫。→横這い3