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辞書
1 穴をあけること。
2
㋐表に現れない事実・世態・人情の機微を巧みにとらえること。
㋑黄表紙・洒落本などにみられる、江戸文学の理念を示す語。人情の機微や特殊な事実を指摘し、特に遊里生活の手引き・案内とするもの。
3 新奇で凝ったことをすること。
「—遊びの御物好」〈浄・彫刻左小刀〉
4 遊女の意地が強いこと。
「女郎の張のつよいを—といふわいの」〈伎・天羽衣〉
出典:デジタル大辞泉(小学館)
うがちすぎ【穿ち過ぎ】
物事の本質や人情の機微をとらえようと執着するあまり、逆に真実からかけ離れてしまうこと。
出典:青空文庫
・・・練り上げた文章上の「穿ち」を得意とし、世間に通用しない「独りよが・・・ 内田魯庵「斎藤緑雨」
・・・まず溝を穿ちて水を注ぎ、ヒースと称する荒野の植物を駆逐し、これに・・・ 内村鑑三「デンマルク国の話」
・・・下百尺ごとに、横坑を穿ち、四百尺から五百尺、六百尺、七百尺とだん・・・ 黒島伝治「土鼠と落盤」
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