はしたいろ【端色】
1 織り色の名。縦糸・横糸ともに薄紫色のもの。 2 襲 (かさね) の色目の名。表・裏ともに薄紫色のもの。
はしたがね【端金】
ある額に達しない半端な金銭。ごくわずかな金銭。はしたぜに。「こんな—では役立たない」
はしたぜに【端銭】
「はしたがね」に同じ。「それ買へとて、腰に付けたる—を投ぐれば」〈浮・一代男・五〉
はしため【端女】
召使いの女。はした者。
はしたもの【端物】
数のそろっていないもの。また、中途半端なもの。はんぱもの。
はしたもの【端者】
1 「端女 (はしため) 」に同じ。「—、女房の局の人など、をかしく仕立てつつ」〈栄花・根合〉 2 「端女郎 (はしじょろう) 」に同じ。「—を、借してくださりませい」〈浮・諸艶大鑑・六〉
はしたわらわ【端童】
子供の召し使い。「このあこ君といふ—しておこせたり」〈落窪・一〉