つついおさむ【筒井修】
[1917〜1990]プロ野球選手・審判員。香川の生まれ。昭和11年(1936)巨人に入団するが、第二次大戦での負傷により引退。戦後審判員となり、3000試合出場第1号となる。
つついじゅんけい【筒井順慶】
[1549〜1584]安土桃山時代の武将。大和筒井城主。山崎の戦いで、洞ヶ峠 (ほらがとうげ) に陣を置き明智光秀・羽柴秀吉両軍の形勢を眺め、有利な羽柴方についたとされ、日和見 (ひよりみ) 主義の典型という俗説が生まれるが、実際は合戦の直前に秀吉あての誓紙を出していた。→洞ヶ峠
つついづつ【筒井筒】
1 筒井をかこむ、わく。 2 《伊勢物語・二三の「筒井つの井筒にかけしまろがたけ過ぎにけらしな妹 (いも) 見ざるまに」の歌から》幼ともだち。幼なじみ。「—の昔しもふるけれど、振わけ髪のおさなだちより馴れて」〈一葉・花ごもり〉
つついやすたか【筒井康隆】
[1934〜 ]小説家。大阪の生まれ。パロディーとブラックユーモアで現代を風刺し人気を博す。「虚人たち」で泉鏡花文学賞、「夢の木坂分岐点」で谷崎潤一郎賞、「ヨッパ谷への降下」で川端康成文学賞を受賞。他に「七瀬ふたたび」「大いなる助走」「朝のガスパール」「わたしのグランパ」など。