[補説]「箕作」姓の人物
箕作佳吉 (みつくりかきち)
箕作元八 (みつくりげんぱち)
箕作阮甫 (みつくりげんぽ)
箕作麟祥 (みつくりりんしょう)
みつくりかきち【箕作佳吉】
[1858〜1909]動物学者。江戸の生まれ。阮甫の孫。欧米で動物学を学び、帰国後に東京帝大で日本人初の動物学教授となる。三浦半島の三崎に日本初の臨海実験所を設立。カメやナマコの研究で知られる。
みつくりげんぱち【箕作元八】
[1862〜1919]歴史学者。岡山の生まれ。菊池大麓 (だいろく) の弟。動物学を修めたが、のち歴史学に転じ、西洋史を研究。東大教授。著「西洋史講話」「フランス大革命史」。
みつくりげんぽ【箕作阮甫】
[1799〜1863]江戸末期の蘭医。美作 (みまさか) の人。名は虔儒 (けんじゅ) 。江戸で宇田川榛斎に蘭学を学び、幕府の天文方翻訳掛、のち蕃書調所 (ばんしょしらべしょ) 教授となった。種痘所の開設に参画。日米和親条約締結に参加。著訳「外科必読」「海上砲術全書」。