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辞書
浅い箱に土や砂を入れ、小さい橋・家・人形などを置き、木や草を植え、庭園・山水などに模したもの。《季 夏》「—の人に古りゆく月日かな/虚子」
三浦朱門の長編小説。ある家族が不倫の情事をきっかけに崩壊していくさまを描く。昭和42年(1967)刊行。第14回新潮社文学賞受賞。
出典:デジタル大辞泉(小学館)
はこにわりょうほう【箱庭療法】
心理療法の技法の一つ。セラピストが砂を入れた箱と玩具 (がんぐ) を用意して、患者に箱庭作品を作らせる。作品を作る過程や完成した作品から患者の深層心理を読み取り、治療に役立てる。
出典:青空文庫
・・・込んであるのやら例の箱庭式はこせついて厭なものだが、掃除のよく行・・・ 岩野泡鳴「耽溺」
・・・意味で圧縮でもある。箱庭は言葉どおりに庭園のミニアチュアである。・・・ 寺田寅彦「日本人の自然観」
・・・国が箱庭的であるからか音楽まで箱庭的である。一度音楽学校の音楽室・・・ 寺田寅彦「根岸庵を訪う記」
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