せいみつかがく【精密科学】
数学・物理学・化学など、量的規定の論証体系に組織できる科学の総称。
せいみつきかい【精密機械】
高度の精密さを要求される機械の総称。時計・顕微鏡・カメラ・計量器・工作機械など。精機。
せいみつしほう【精密司法】
大量の証拠資料に基づいて詳細な事実認定を行う、日本の刑事司法の特徴的な手法を表す言葉。日本では、犯罪の動機・背景から社会的影響まで事件の詳細な真相解明が社会的にも求められることから、伝統的に精密で慎重な刑事訴訟手続きが取られてきた。平成21年(2009)に導入された裁判員裁判では、一般の国民が参加するため、手続きを簡素化し、期間を短縮する必要があることから、核心司法と呼ばれる手法が導入されている。
せいみつろか【精密濾過】
濾紙などでは濾過できない、コロイド粒子のような微細な粒子を濾過する方法の一。多孔性の高分子膜を使用し、粒の大きさが0.02〜10マイクロメートルのものを濾過する。→限外濾過 →超濾過
せいみつゆうどうへいき【精密誘導兵器】
レーザーや全地球測位システム(GPS)などを利用して、目標まで正確に誘導されるミサイルや爆弾。
せいみつけんさ【精密検査】
細かい点までくわしく調べること。特に、健康診断で不審な点があった場合に、具体的な病状や原因などをつきとめるためにする検査。精検。
せいみつじしんかんそくしつ【精密地震観測室】
長野市松代町にある気象庁の地震観測所。旧日本軍が大本営を同地に移転するために建設した地下坑道を利用して、昭和22年(1947)年より地震観測を開始。全世界の中規模以上の地震の精密な観測と通報を主要業務とする。国際的な地震観測網(IRIS)の観測点で、地震波による核実験の探知も行う。→松代マグニチュード
せいみつじょうりゅう【精密蒸留】
多成分が混在する物質から、目的とする物質を高純度で蒸留し、分離・精製すること。わずかに沸点の差がある物質や異性体を分離することなども含む。
せいみつしんにゅけいろしじとう【精密進入経路指示灯】
⇒パピ(PAPI)