ぜったいあつりょく【絶対圧力】
真空を圧力零として、これを基点に計る圧力。
ぜったいあんせい【絶対安静】
病気やけがの重い人を、外部からの刺激を避けて、寝たまま動かさず平静な状態を保たせること。
ぜったいあんていたすう【絶対安定多数】
与党が、安定した国会運営を行うために必要な議席数。特に、衆議院で、すべての常任委員会で委員長を独占し、かつ、各委員会で委員の過半数を確保するのに必要な議席数。→安定多数 [補説]委員会で可否が同数となった場合は委員長が決裁する権限をもつが、過半数の委員を確保すれば、可否同数の可能性を低くすることができる。
ぜったいおんがく【絶対音楽】
文学的内容・絵画的描写など音楽以外の要素を含む標題音楽に対し、純粋に音そのものの構成面を重視してつくられた音楽。→標題音楽
ぜったいおんかん【絶対音感】
ある音の高さを他の音と比較せずに識別する能力。→相対音感
ぜったいおんど【絶対温度】
個々の物質の特性によらず、熱力学の法則から理論的に定められた温度。物質を構成する原子・分子の熱による振動がすべて静止する温度を零度、水の三重点を273.16度と定義し、目盛間隔をセ氏温度と同じにとったもの。セ氏温度に273.15度を加えた値で表される。単位はケルビン、記号K 熱力学温度。ケルビン温度。
ぜったいがいねん【絶対概念】
親・子などのように他の概念と相関して意義をなす相対概念に対して、それ自身で独立して明確な意味を持っていると見なされてよい概念。例えば、家・木など。しかし概念はすべて何らかの意味で他の概念と関係しているのであるから、この区別は比較的なものである。
ぜったいくうかん【絶対空間】
ニュートンによって導入された、すべての運動を記述するための基準となりうる静止空間。のちに、光の媒質と考えられた静止エーテルに対応する空間とも考えられたが、相対性理論によってその存在を否定された。
ぜったいくっせつりつ【絶対屈折率】
光が真空からある媒質に入射するときの、その境界面における屈折率。入射角の正弦と屈折角の正弦との比であり、真空中の光の速度cと媒質中の光の速度vの比c/vに等しい。
ぜったいくんしゅせい【絶対君主制】
絶対主義による君主制。絶対王制。