出典:gooニュース
NY円、一時141円台 日銀総裁発言で 8月上旬以来4カ月ぶり
日銀の植田和男総裁は7日の参院財政金融委員会で、金融政策運営について「年末から来年にかけて一段とチャレンジング(挑戦的)な状況になると思っている」と答弁。市場では「日銀が金融政策を正常化させるサイン」と受け止められ、マイナス金利解除などの観測が浮上した。
早期政策修正、市場に観測=植田日銀総裁「年末からチャレンジング」
植田和男日銀総裁は7日の参院財政金融委員会で「年末から来年にかけて一段とチャレンジングになる」と言及。賃金と物価がバランスよく上昇していくか難しい見極めを試される局面が近いと示唆した。市場は来年の春闘の賃上げ動向をにらみながら、マイナス金利の解除に身構え始めた。 「賃金が来年も持続的に上がるかどうかなどを点検していきたい」。
植田日銀総裁、岸田首相と会談=緩和出口、賃金・物価を点検
日銀の植田和男総裁は7日午後、首相官邸で岸田文雄首相と会談し、国内外の経済・金融情勢について意見交換した。植田氏は金融政策の基本的な考え方を説明。マイナス金利政策の解除など大規模な金融緩和策の正常化に向けた出口戦略の判断に当たっては、来年も賃金が持続的に上がり、物価上昇に波及していくのかを点検していく方針を伝えた。 植田氏が会談後、記者団に説明した。
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