せんけいかそくき【線形加速器】
多数の電極を直線上に並べ、適当な高周波電圧を加えて次々と荷電粒子を加速する装置。直線型加速器。リニアアクセレレーター。リニアコライダー。リニアック。
せんけいくうかん【線形空間】
⇒ベクトル空間
せんけいけいかくほう【線形計画法】
一次の不等式または一次式で表される制約条件のもとで、一次式で表される目的関数を最大または最小にする値を求める数学的手法。生産計画・輸送計画などに応用される。リニアプログラミング。LP(linear programming)。
せんけいしゃぞう【線形写像】
ベクトル空間から別のベクトル空間への写像fで、次の二条件を満たすもの。f(a+b)=f(a)+f(b), f(λa)=λf(a)(a、bはベクトル、λはスカラー)
せんけいそし【線形素子】
電圧をかけるとその大きさに比例した電流が流れる素子の総称。抵抗器、コンデンサー、インダクターなどがある。これらの素子だけで構成された電気回路を線形回路という。⇔非線形素子。
せんけいだいすうがく【線形代数学】
ベクトル空間およびその一次変換に関する理論を扱う代数学の一部門。
せんけいちゅう【線形虫】
線形虫綱の袋形動物の総称。幼虫は昆虫・甲殻類に寄生し、成熟後は水中で自由生活をする。ハリガネムシなど。
せんけいどうぶつ【線形動物】
古い分類体系による動物群の名称。円形動物ともいった。現在では袋形動物門とし、線虫・線形虫・鉤頭虫 (こうとうちゅう) の3綱に分けられる。
せんけいかいどくほう【線形解読法】
暗号解読の手法の一つ。暗号化に使われた関数を、より簡単な関数に置き換える線形近似を行い、近似させた関数を解読することによって、少ない計算量で暗号解読をする手法。平成5年(1993)、松井充 (みつる) が考案し、DES暗号の解読に成功したことで知られる。
せんけいきんじ【線形近似】
一般的な関数を、数学的に扱いやすい一次関数に置き換えて近似すること。