出典:gooニュース
<新・飛騨びと伝>飛騨で唯一の「緩和ケア」専門医 今井奨さん=高山市三福寺町
その後内科医として高山日赤で働きながら、学会に出るなど緩和ケアについて独学を続けた。 本格的に学ぶべく県外で研修を積み、現在、県内で4人しかいない「緩和医療専門医指導医」の資格を2020年に取得。高山日赤の「緩和ケア内科外来」を担当しつつ、23年に緩和ケア病棟が廃止された久美愛厚生病院(同市中切町)にも月に2回赴く。「専門医の看板があることで地域の人も安心できるのでは」と話す。
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これをきっかけに2019年8月『緩和ケア医が、がんになって』(双葉社)、2020年9月「がんを生きる緩和ケア医が答える 命の質問58」(双葉社)、2021年10月「緩和ケア医 がんと生きる40の言葉」(双葉社)、2022年11月「緩和ケア医 がんを生きる31の奇跡」(双葉社)を出版。その率直な語り口が共感を呼んでいる。
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実際、堀川さんの夫も、ときに全身のけいれんを伴いながら痛みに耐えていたというが、がん患者などには提供される「緩和ケア病棟」には、最後まで入れなかった。さらには、亡くなる前日まで妻の堀川さんが自らの手で夫に鎮痛剤を注入していたという。堀川さんは「緩和ケアがないことは、患者とその家族から選択肢と尊厳を奪う」と訴える。
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