罷り（まかり）とは？意味・読み方・使い方

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まかり【^▽罷り】
の解説

１貴人の前や貴所から退くこと。退出。

２貴人の食膳 (しょくぜん) を取り下げること。また、その膳部。おさがり。
1. 「御—に候ふ人は、御—たべ候ひなんとて」〈宇治拾遺・九〉

出典：デジタル大辞泉（小学館）

罷りの慣用句・熟語(2)

出典：デジタル大辞泉（小学館）

まかりじ【罷り路／罷り道】

死んだ人の通って行く道。死出の道。冥途の道。よみじ。「楽浪 (ささなみ) の志賀津 (しがつ) の児らが—の川瀬の道を見ればさぶしも」〈万・二一八〉
まかりもうし【罷り申し】

１大宰府・国司などの地方官が任地に赴任するとき、参内して暇乞 (いとまご) いをすること。「古き例 (ためし) をたづねて、—の儀あり」〈神皇正統記・後醍醐〉２いとまごい。「暁出で立つとて、—しければ」〈古今・離別・詞書〉

罷りの前後の言葉

罷りの例文(6)

出典：青空文庫

･･･邪魔とは思いながら、罷り出ました。」　伝右衛門は、座につくと、太･･･芥川竜之介「或日の大石内蔵助」
･･･とも御礼申そうとて、罷り出たのでござる。」　阿闍梨は不審らしく眉･･･芥川竜之介「道祖問答」
･･･の上の欲はねえ。――罷り違ったにした処で、往生寂滅をするばかり。･･･泉鏡花「山吹」

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