いささ‐か【^×聊か／^×些か】

の解説

［形動］［文］［ナリ］

1. １ 数量・程度の少ないさま。ほんの少し。わずか。「—な蓄えはある」「—なりともお役に立ちたい」

1. ２ かりそめであるさま。ついちょっと。

   1. 「—に思ひて来しを多祜 (たこ) の浦に咲ける藤見て一夜経ぬべし」〈万・四二〇一〉

1. ３ （多く「いささかに」の形で、打消しに呼応して用いる）少しも。

   1. 「—に知りたる人もなければ」〈今昔・二七・一五〉

［副］

1. １ 少し。わずかばかり。「この問題は—難しい」「—所見を述べる」「気勢に押されて—たじろいだ」

1. ２ （あとに打消しの語を伴って）少しも。ちっとも。→いささかも

   1. 「—さりげもなく」〈枕・二五〉

類語

• 一抹(いちまつ)

関連語

• ささやか

出典：デジタル大辞泉（小学館）

goo辞書とは

goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典（国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など）と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。