きゃっか-しょうこ【脚下照顧】
自分の足元をよくよく見よという意。もと禅家の語で、他に向かって悟りを追求せず、まず自分の本性をよく見つめよという戒めの語。転じて、他に向かって理屈を言う前に、まず自分の足元を見て自分のことをよく反省すべきこと。また、足元に気をつけよの意で、身近なことに気をつけるべきことをいう。▽「脚下」は足元の意。転じて、本来の自分、自分自身。「照顧」は反省し、よく考える、また、よくよく見る意。「照顧脚下しょうこきゃっか」ともいう。
- 句例
- 脚下照顧の心を忘れない
- 用例
- 脚下照顧というのは、自分の足もとをよく見よということで、自分の立っているところがわからなければ、<瀬戸内晴美・青鞜>
- 活用形
- 〈―スル〉