自分と
1 ひとりでに。自然と。「穏かな空が…—薄くなって行く所であった」〈漱石・門〉 2 みずから進んで。「—自分の心を引締める」〈秋声・爛〉
自分ながら
自分のしたことを振り返って感心したりあきれたりする気持ちを表す。自分のことながら。われながら。「—よくやったと思う」
じぶんあきない【自分商ひ】
1 番頭や手代が、主人の指図を受けないで自分の判断で行う取引。「見るを見まねに、—を仕掛け」〈浮・永代蔵・一〉 2 手代奉公を終え、独立して商売を行うこと。「鯉屋が手代、—に少しの米店出して」〈浮・永代蔵・五〉
じぶんかって【自分勝手】
[名・形動]《「じぶんがって」とも》他人の事は考えず、自分の都合だけを考えること。また、そのさま。身勝手。手前勝手。「—な行動」
じぶんがみ【自分髪】
髪結いに頼まないで自分で結った髪。
じぶんさがし【自分探し】
それまでの自分の生き方、居場所を脱出して新しい自分の生き方、居場所を求めること。「—の旅に出る」
じぶんじしん【自分自身】
[代]反射代名詞。「自分1」を強めていう語。自分みずから。「—の問題」
じぶんそう【自分葬】
死者が生前に自分の葬式の執行について指定しておく葬儀。家族葬、無宗教葬、音楽葬など。
じぶんめんきょ【自分免許】
他人は認めないのに、自分だけが得意になっていること。ひとりよがり。「—の芸でおだてられているうちはよいが」〈谷崎・春琴抄〉
じぶんもち【自分持(ち)】
自分で支払いまたは負担をすること。自弁。