自棄（やけ）とは？意味・読み方・使い方

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やけ【自^＝棄】
の解説

［名・形動］《「焼け」と同語源》物事が自分の思いどおりに運ばなくて、どうにでもなれという気持ちになり、思慮のない乱暴な振る舞いをすること。また、そのさま。やけくそ。自暴自棄。「—を起こす」「—な調子で捨てぜりふをいう」

関連語

出典：デジタル大辞泉（小学館）

自棄の慣用句・熟語(1)

出典：デジタル大辞泉（小学館）

自棄のやん八

「やけ」を強めて、人名のように言い表した言葉。やけっぱち。やけの勘八 (かんぱち) 。

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自棄の例文(21)

出典：青空文庫

･･･で、ぐわッぐわッと、自棄に煙を吐く艇から、手鈎で崖肋腹へ引摺上げ･･･泉鏡花「貝の穴に河童の居る事」
･･･た時――苛つように、自棄のように、てんでんに、一斉に白墨を投げま･･･泉鏡花「雪霊続記」
･･･ど……どんな発機で、自棄腹の、あの人たちの乱暴に、貴方に怪我でも･･･泉鏡花「売色鴨南蛮」

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