じゆうみんけんろん【自由民権論】
人間は本来自由であり、平等に政治に参加する権利を持っているとする政治思想。自由民権運動の理論的支柱となった。イギリスの功利主義、フランスの民権思想などの影響が大きい。自由民権思想。
じゆうみんしゅとう【自由民主党】
昭和30年(1955)自由党と日本民主党が合同して結成した保守政党。初代総裁は鳩山一郎。以降、財界の利益を代表しつつ、福祉や社会保障の拡充などにも努めて長く政権を担当。平成5年(1993)に下野するが、平成6年(1994)政権に復帰。小泉純一郎政権のころから新自由主義の政策に転換を図るも、平成21年(2009)の総選挙で民主党に大敗し、再び下野した。平成24年(2012)に政権を奪還。自民党。 ドイツの中道右派政党。1948年設立。以来、キリスト教民主同盟か社会民主党のどちらかと組み、連立与党である期間が長い。FDP (エフデーペー) (Freie Demokratische Partei)。 英国の中道政党。かつての二大政党の一翼ながら衰退していた自由党が、労働党を離脱した社会民主党と1988年に合同し、社会自由民主党として結成。翌年に改称。小選挙区制のため得票率の割に議席数は伸び悩むが、2010年に保守党と連立しキャメロン政権の与党となった。
じゆうらっか【自由落下】
物体が空気の摩擦や抵抗などの影響を受けずに、重力の働きだけによって落下する現象。真空中での落下。
じゆうりつ【自由律】
短歌・俳句の様式の一。従来の31音・17音の形式にとらわれずに自由な音律で表現しようとするもの。短歌では前田夕暮、俳句では荻原井泉水 (おぎわらせいせんすい) ・河東碧梧桐 (かわひがしへきごとう) らが提唱。
じゆうれんあい【自由恋愛】
男女が自分の意志でする恋愛。自由な恋愛がよくないこととされていた時代に用いられた語。
じゆうれんごう【自由連合】
平成6年(1994)衆院議員の徳田虎雄が結成した保守政党。保守系の無所属議員や小会派との離合集散を繰り返す。同18年(2006)、徳田の次男で参院議員の毅が離党して議席を失った。
じゆうれんそう【自由連想】
ある言葉を与えられたとき、その言葉から心に浮かぶ考えを自由に連想していくこと。精神分析では、心の中のしこり(コンプレックス)を見つけるために用いる。
じゆうろうどうしゃ【自由労働者】
一定の雇用関係や職場・職種などを持たず、臨時の仕事に従事する労働者。日雇い労働者など。
じゆうフランス【自由フランス】
第二次大戦中、フランスがナチスドイツに占領された際、ド=ゴールがロンドンで樹立した亡命政権。フランス国内のレジスタンス運動を国外から支援する一方、自由フランス軍を結成し、アフリカで枢軸国やフランス本国のビシー政府軍と交戦。ノルマンディー上陸作戦にも参加し、インドシナ半島で太平洋戦争に参戦した。
じゆうみんしゅとうそうむかい【自由民主党総務会】
自由民主党の党運営や国会活動における重要事項を審議する機関。31名の総務で構成される。党大会、両院議員総会の次に重要な意思決定機関。総務会長は幹事長、政策調査会長とともに党三役と呼ばれる。