若党(わかとう)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・求馬は早速公の許を得て、江越喜三郎と云う若党と共に、当時の武士の習慣通り、敵打の旅に上る事になった。甚太夫は平太郎の死に責任の感を免れなかったのか、彼もまた後見のために旅立ちたい旨を申し出でた。と同時に求馬と念友の約があった、津崎左近と云う・・・
芥川竜之介
「或敵打の話」
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・・・武具を担ったり、足弱を扶けたりしている若党草履取を加えても、一行の人数は、漸く十人にすぎない。それが、とり乱した気色もなく、つれ立って、門を出た。 延享四年三月の末である。門の外では、生暖い風が、桜の花と砂埃とを、一つに武者窓へふきつけ・・・
芥川竜之介
「忠義」
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