
1 ツバキ科の常緑低木。暖地に自生。葉は長楕円形で厚くつやがある。秋、白い5弁花を開く。原産地は中国の四川・雲南・貴州など霧の多い山岳地方。若葉を緑茶などとするため広く栽培され、延暦24年(805)に最澄が中国から種子を持ち帰り栽培したのが始まりという。日本では5月ごろから8、9月ごろまで3、4回摘む。ちゃのき。めざましぐさ。《季 花=冬》「―の花に今夕空の青さかな/万太郎」
3 抹茶をたてること。点茶。また、その作法。茶の湯。茶道。「お―を習う」「―をたしなむ」
4 「茶色」の略。「―のセーター」
「そんな地口のやうな―な事ではなく」〈黄・忠臣蔵前世幕無〉