[動バ上二]

  1. あれる。荒涼としたさまになる。

    1. 「楽浪 (ささなみ) の国つ御神のうら―・びて荒れたる都見れば悲しも」〈・三三〉

  1. 古くなる。

    1. 「我が門の板井の清水里遠み人し汲まねば水―・びにけり」〈神楽・杓〉

  1. 色があせる。勢いが衰える。

    1. 「うす霧の朝けの梢色―・びて虫の音残る森の下草」〈風雅・秋下〉

  1. 心が荒れすさぶ。さびしく思う。

    1. 「まそ鏡見飽かぬ君に後れてや朝夕 (あしたゆふへ) に―・びつつ居らむ」〈・五七二〉

[補説]この語の意から派生した語に「寂 (さ) びる」「錆 (さ) びる」がある。