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蓴羹鱸膾の解説 - 三省堂 新明解四字熟語辞典

故郷を懐かしく思い慕う情のこと。▽「蓴羹」は蓴菜じゅんさいの吸い物。「羹」はあつもの・吸い物。「鱸膾」は鱸すずきのなますの意。
出典
『晋書しんじょ』張翰伝ちょうかんでん
故事
中国晋しんの張翰ちょうかんが、故郷の料理である蓴菜の吸い物と鱸のなますのおいしさにひかれるあまり、官を辞して帰郷した故事から。

蓴羹鱸膾の解説 - 学研 四字熟語辞典

故郷を懐かしむ思い。望郷の念にさいなまれること。ふるさとの味。
注記
「蓴羹」は、蓴菜じゅんさいの羹あつもの(吸い物)。「鱸」は、松江鱸しょうこうろ(ヤマノカミ)のことで、「鱸膾」は、ヤマノカミの刺身。
故事
中国晋しんの時代、張翰ちょうかんは戦火が近づいてきたのを知り、ふるさと江南こうなんの蓴菜の羹と鱸の刺身の味が恋しいと言って、洛陽らくようでの職を辞して、帰郷してしまった。
出典
『晋書しんじょ』張翰ちょうかん

蓴羹鱸膾の解説 - 小学館 デジタル大辞泉

《張翰 (ちょうかん) が、故郷蓴菜 (じゅんさい) 羹 (あつもの) 鱸 (すずき) 膾 (なます) の味を思い出し、辞職して帰郷したという「晋書」文苑伝の故事から》故郷の味。ふるさとを思う気持ちの、おさえがたさをたとえていう語。蓴鱸 (じゅんろ) 。

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