虱の皮を千枚に剝ぐ
きわめてけちなこと。非常に貪欲 (どんよく) であることのたとえ。
虱の皮を槍で剝ぐ
小さな物事を処理するのに大げさに行うことのたとえ。
虱をひねって当世の務を談ず
《「晋書」王猛載記から》人前を恐れぬ態度で時世や政治を論じる。また、傍若無人に振る舞う。
しらみつぶし【虱潰し】
物事を片端から一つ一つ落ちのないように処理すること。「一軒一軒—にあたる」
しらみばえ【虱蠅】
双翅 (そうし) 目シラミバエ科のハエの総称。体は小形で扁平。翅 (はね) は退化的で、鳥類や哺乳類に外部寄生する。馬・牛などの吸血害虫のウマシラミバエが代表種。
しらみひも【虱紐】
江戸芝金杉通3丁目の鍋屋源兵衛の店で売り出したシラミよけのひも。布のひもに薬を塗ったもの。
しらみぼん【虱本】
《細字で、字体がシラミのように見えるところから》江戸前期、明暦(1655〜1658)から天和(1681〜1684)ごろに京坂で出版された絵入り浄瑠璃本。