ゆうずうむげ【融通無礙】
意見や
行動が
自由で、何ものにもとらわれずにのびのびとしていること。また、
状況に応じた
処理や
解決を行うこと。
- 注記
- 「融通」は、「ゆずう」とも読み、仏教のことばで、異なるものが融とけ合うように一つになること。すんなりと通ること。「無礙」は、とどこおりなく通じて、さまたげるものがないこと。障害がないこと。
- 表記
- 「無礙」は、「無碍」とも書く。
- 用例
- 最初の一手ぐらゐで躓つまづくやうな坂田の将棋ではない、無理な手を指しても融通無碍ゆうづうむげに軽くさばくのが坂田将棋の本領だといふ自信の方が強かつたのだ。〈織田作之助・聴雨〉
- 対義語
- 四角四面 杓子定規