裏白(うらじろ)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・こへ来た時……前途山の下から、頬被りした脊の高い草鞋ばきの親仁が、柄の長い鎌を片手に、水だか酒だか、縄からげの一升罎をぶら下げたのが、てくりてくりと、畷を伝い、松茸の香を芬とさせて、蛇の茣蓙と称うる、裏白の葉を堆く装った大籠を背負ったのを、・・・
泉鏡花
「みさごの鮨」
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・・・ ある家庭で歳末に令嬢二人母君から輪飾りに裏白とゆずり葉と御幣を結び付ける仕事を命ぜられて珍しく神妙にめったにはしない「うちの用」をしていた。裏白やゆずり葉を輪の表に縛り付けるか裏につけるかを議論していた。そのうちに妹の方が「こんなもの・・・
寺田寅彦
「雑記帳より(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
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