言葉が過ぎる
言うべきでないことまで言う。
言葉が尖る
言葉の調子がとげとげしくなる。
言葉尻を捕らえる
相手のささいな言いそこないにつけ込んで、攻撃したり批判したりする。「—・えて反論する」
言葉涼し
ものの言い方がいさぎよい。言い方がきっぱりしている。
言葉なお耳に在り
《「春秋左伝」文公七年から》以前聞いた言葉が、今でも鮮やかに耳に残っている。
言葉なし
なんと言ってよいかわからない。言いわけの言葉に窮する。「我が怠り思ひ知られて—・き心地するに」〈徒然・三六〉
言葉に甘える
相手の親切な申し出をそのまま受け入れる。多く、「お言葉に甘えて…」の形で用いる。「お—・えて先に帰らせていただきます」
言葉に余る
言葉では言い尽くせない。言葉では表せない。「感謝の気持ちは—・るほどです」
言葉に花が咲く
1 話が弾む。「ことばに花も咲きて声だかに笑うようにもなれば」〈一葉・花ごもり〉 2 話が弾みすぎて、けんか同然になる。
言葉に花を咲かす
1 「言葉に花が咲く1」に同じ。 2 言葉巧みに話す。言葉を飾る。「一々に—・せ理 (ことわり) に玉を連ねて答へける」〈太平記・一七〉