出典:gooニュース
/終末期訪問看護師の看取りの現場(3)
終末医療の現場で働く一人の看護師の物語『終のナース 終末期訪問看護師の看取りの現場』を9回連載でお送りします。今回は第3回です。 ※本記事はにわみちよ著の書籍『終のナース 終末期訪問看護師の看取りの現場』から一部抜粋・編集しました。
83歳のパワフル訪問看護師、故郷の山村で介護事業を拡大。後方支援してくれていた夫が認知症になり、くじけそうになったけれど…
現在も週5日は峠茶屋の事務所に出勤し、訪問看護師として利用者の健康管理にも対応するためだ。プライベートでは、松本市内に住むシングルマザーの長女一家をサポートしている。 「娘は乳がんの既往があるうえ、職場まで片道1時間かかる。だから3人の子どもの面倒をみるのは大変。
83歳のパワフル訪問看護師。看護学校教員として1000人以上の看護師を世に送り出し、60歳で故郷の山村にUターン。介護施設を次々と立ち上げて
施設を開所した当事者であり、現在も訪問看護師として働く江森けさ子さんを訪ねた(撮影:藤澤靖子、寺澤太郎)* * * * * * * 貧しい農村に生まれ、看護の道へ 長野県松本市の北東部にある四賀(しが)地区。標高1000m級の山々に囲まれた盆地に広がるのどかな田園地帯を、1台の車が軽快に飛ばしていく。
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