ゆうどううんどう【誘導運動】
心理学で、運動知覚の一。月夜の空に流れる雲を見ていると、雲が止まって月が雲の動きと逆方向に動いて見える現象、また、止まっている電車に乗っているとき、隣りの電車が動くと自分のほうが動いたと感じる現象など。
ゆうどうかねつ【誘導加熱】
導体に交流磁場を加えると電磁誘導によって渦電流が流れ、導体の電気抵抗によって発熱(ジュール熱)する現象。調理器などに応用。電磁誘導加熱。IH(induction heating)。→IH調理器
ゆうどうき【誘導機】
電磁誘導を応用した発電機や電動機。
ゆうどうきでんき【誘導起電機】
電磁誘導あるいは静電誘導を利用して、回路内に電気を集積させる実験用の装置。
ゆうどうきでんりょく【誘導起電力】
電磁誘導によって導体または回路に発生する起電力。
ゆうどうコイル【誘導コイル】
一次コイルに流れる直流電流をすばやく断続させ、電磁誘導によって二次コイルに高電圧を発生させる装置。真空放電や自動車の点火装置などに利用される。感応コイル。
ゆうどうこうそ【誘導酵素】
細胞に特定の物質を加えることによって、生合成の速度が増す酵素。細菌や酵母における糖・アミノ酸の分解酵素など。適応酵素。
ゆうどうじんもん【誘導尋問】
尋問の際、尋問者が希望する内容の答弁を暗示して、その供述を得ようとする尋問。刑事訴訟では、禁止または制限される場合がある。
ゆうどうたい【誘導体】
主に有機化合物で、一つの化合物の分子構造の小部分が変化してできた化合物。基本構造はそのままで、一部が他の原子団と置き換わったもの。
ゆうどうたのうせいかんさいぼう【誘導多能性幹細胞】
《induced Pluripotent Stem cell》⇒iPS細胞