ぞうげいろ【象牙色】
やや黄色みを帯びた白色。アイボリー。
ぞうげかいがん【象牙海岸】
⇒コートジボワール
ぞうげしつ【象牙質】
歯の主要部をなす組織。黄白色で骨質より硬く、歯冠ではエナメル質に、歯根ではセメント質に覆われ、内部に歯髄がある。歯質。
ぞうげのとう【象牙の塔】
《(フランス)tour d'ivoire》芸術至上主義の人々が俗世間を離れて楽しむ静寂・孤高の境地。また、現実から逃避するような学者の生活や、大学の研究室などの閉鎖社会。フランスの文芸評論家サント=ブーブがビニーの態度を評した言葉で、厨川白村 (くりやがわはくそん) がこれを紹介した。
ぞうげぼり【象牙彫(り)】
象牙を材料として彫刻したもの。牙彫 (げぼ) り。
ぞうげやし【象牙椰子】
ヤシ類のうち、種子の胚乳 (はいにゅう) が非常に硬いものの総称。熱帯アメリカ・南洋諸島・アフリカなどに産し、高さ6〜10メートル、幹の頂部に羽状複葉の葉が多数つく。果実は長さ10〜20センチで丸く、中の白色の胚乳をボタンその他の細工物に用いる。