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1 平安時代の物合わせの一。左右二組に分かれ、種々の貝を出し合い、その珍しさ、美しさなどを競う遊び。
2 平安末期から行われた遊び。360個のハマグリの貝殻を数人に配り、左貝(出し貝)・右貝(地貝 (じがい) )の両片に分けたうえ、右貝を全部伏せて並べ、左貝を一つずつ出しながら、これと対になる右貝を多く選んだ者を勝ちとする。のちには、左右の貝を合わせやすいように、同趣の絵をかいたり、和歌を上の句と下の句に分けて書いたりするようになった。貝覆い。《季 春》
出典:デジタル大辞泉(小学館)
出典:青空文庫
・・・から西の対の童が、「貝合せをするからいらっしゃってはいかが兄君も二・・・ 宮本百合子「錦木」
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