ちんぎんかくさ【賃金格差】
同一時点における賃金水準を年齢・勤続年数・学歴・職種・性・雇用形態・産業・企業規模・地域などの違いごとに比較した場合の差。
ちんぎんカット【賃金カット】
労働者が労働契約に基づく労務提供に不履行があったときに、使用者が賃金から労務不提供分の金額を差し引くこと。賃カツ。
ちんぎんききんせつ【賃金基金説】
J=S=ミルによって完成された賃金理論。ある社会において賃金の支払いに充てられる賃金基金は一定であり、賃金基金の増大または労働者数の減少なしには賃上げは不可能という説。
ちんぎんけいたい【賃金形態】
賃金の支払形態。時間賃金と出来高賃金に大別される。
ちんぎんしすう【賃金指数】
賃金水準の変動を示す指数。過去のある時期の賃金を100とし、他の時期の賃金をこれとの比で示す。
ちんぎんすいじゅん【賃金水準】
賃金の平均的高さ。国・産業・企業・職種別などに表される。
ちんぎんたいけい【賃金体系】
賃金を決定する際に基準となる諸賃金支払項目の組み合わせ。基本給などの基準内賃金と、超過勤務手当などの基準外賃金とに大別される。
ちんぎんてっそく【賃金鉄則】
ラサールが定式化した賃金理論。平均賃金は、労働者の生命の維持と子孫の繁殖とのために一国において慣習的に必要とされる最低生存費に局限される。したがって、資本主義制度のもとでは労働者は相対的に窮乏化する傾向があるという説。賃金生存費説。
ちんぎんどれい【賃金奴隷】
《wage slave》賃金にしばりつけられて働かされている資本主義下の労働者を、奴隷にたとえていった語。
ちんぎんベース【賃金ベース】
賃金の支払総額をそこで働く労働者の総数で除した平均賃金。企業別・産業別・地域別などで表される。