しさんうんよう【資産運用】
自分の資産を増やす目的で、貯蓄したり、投資したりすること。また、銀行や投資信託会社などの機関投資家が集めた資金を債券や不動産などに投資すること。
しさんか【資産家】
財産を多く所有する人。財産家。
しさんかぶ【資産株】
資産として長く保有するのに適した株式。業績が安定していて利回りもあまり低くなく、成長性があり、しかも株価が投機的な動きをしないような株式。
しさんかんじょう【資産勘定】
簿記で、積極財産としての資産に関する勘定。
しさんけいざい【資産経済】
実体経済から派生した金利や、金融取引・信用取引・オプション取引など、資産の移動自体がもたらす利益の総体。金融経済。
しさんこうせい【資産構成】
資産内容の組み立て。現金・預金、債券や株式、不動産などからなる資産の一覧・目録。ポートフォリオ。
しさんさいひょうか【資産再評価】
一定の時点で資産の再評価をすること。企業経理の合理化と正常な運営に寄与する目的で、固定資産の帳簿価額を時価などで評価しなおす。インフレーション時や会社更生法適用時などに多く実施される。
しさんたんぽコマーシャルペーパー【資産担保コマーシャルペーパー】
企業が短期資金を調達するために、売掛債権などの金融債権や証券化商品などの資産を裏付けとして発行するコマーシャルペーパー。非連結のSPC(特別目的会社)を設立して発行する。資産担保CP。ABCP(asset-backed commercial paper)。 [補説]これを発行して短期低金利で資金を調達し、米国の住宅ローンなど長期高利回りの証券化商品に投資して利ざやを稼いでいたSPCの一種であるSIV(投資ビークル)が、サブプライム危機によって資金調達が困難になったことが、世界的な金融危機の発端の一つとなった。
しさんたんぽシーピー【資産担保CP】
⇒資産担保コマーシャルペーパー
しさんたんぽしょうけん【資産担保証券】
不動産や債券などの資産を裏付けとして発行される証券の総称。企業が特定目的会社(SPC)に、住宅ローン・自動車ローン・リース料・企業向け貸付債券や商業用不動産といった特定の資産を譲渡。SPCが、その特定資産の信用力やキャッシュフローを裏付けとして、債券やコマーシャルペーパーを発行し、投資家に売却する。アセットバック証券。ABS(asset-backed securities)。 [補説]資産担保証券のうち、社債や企業向けの貸付債権を担保とするものを債務担保証券(CDO)と呼ぶ。