《Palazzo Rosso》イタリア北西部、リグリア州の都市ジェノバにある宮殿。17世紀後半、ブリニョーレ=サーレ家の邸宅として建造。名称はファサードの赤い石材による切石装飾に由来する。現在はファン=ダイクやデューラーなどのフランドル絵画を展示する美術館になっている。同宮殿があるガリバルディ通りは16世紀から17世紀にかけて整備された「レ‐ストラーデ‐ヌオーベ」(新しい街路群)の一であり、当時の富裕貴族が建てた多くの宮殿が立ち並ぶ。2006年に「ジェノバのレ‐ストラーデ‐ヌオーベとパラッツィ‐デイ‐ロッリ制度」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録された。ロッソ宮殿。→白の宮殿