あからおとめ【赤ら少女】
ばら色の肌をした美しい少女。「—を誘 (いざ) ささば良らしな」〈記・中・歌謡〉
あからおぶね【赤ら小舟】
赤く塗った舟。「沖行くや—につと遣 (や) らばけだし人見て開き見むかも」〈万・三八六八〉
あからがお【赤ら顔/赭ら顔】
赤みを帯びた顔。日焼け・酒焼けなどで赤らんだ顔、また血色のいい顔などにいう。
あからがしわ【赤ら柏】
1 葉が赤みを帯びた柏。供物を盛る具。 2 《供物を1に盛るところから》京都の北野天満宮の11月1日の祭り。6月には青柏祭がある。
あからひく【赤ら引く】
[枕] 1 明るく照り映える意から「日」「朝」にかかる。「—日も暮るるまで」〈万・六一九〉 2 赤みを帯びる意から「色」「肌」にかかる。「—肌も触れずて」〈万・二三九九〉