[補説]「赤瀬川」姓の人物
赤瀬川原平 (あかせがわげんぺい)
赤瀬川隼 (あかせがわしゅん)
姓氏の一。
あかせがわげんぺい【赤瀬川原平】
[1937〜2014]美術家・小説家。神奈川の生まれ。本名、克彦。千円札を模した作品を制作・発表し、通貨及証券模造取締法違反に問われ有罪となる。「朝日ジャーナル」「ガロ」誌などにイラストを連載。また、尾辻克彦の名で小説を執筆し、「父が消えた」で芥川賞を受賞するなど、幅広く活躍。直木賞作家の赤瀬川隼 (しゅん) は実兄。著「超芸術トマソン」「新解さんの謎」「老人力」など。
あかせがわしゅん【赤瀬川隼】
[1931〜2015]小説家。三重の生まれ。本名、隼彦 (はやひこ) 。小説家・美術家である赤瀬川原平 (げんぺい) の兄。銀行員などを経て作家活動に入る。「白球残映」で直木賞受賞。特に野球小説に健筆をふるう。他に「球は転々宇宙間」「潮もかなひぬ」「ホモ・アピアランス」など。