[用法]よろめく・[用法]よろける——「目まいがして
一瞬よろめいた(よろけた)」では両語とも相通じて用いられる。◇「
老人はよろめく足どりで歩いてきた」のように足の運びが乱れておぼつかないことを言う
場合は「よろめく」がふさわしい。◇「よろける」は「石につまずいてよろける」「足がしびれて立つとよろけた」のように、足の運びではなく、倒れそうになる動きをとらえて言う意もある。◇
類似の語に「ふらつく」がある。「ふらつく」は「腰がふらつく」「病み上がりで足がふらつく」のようにゆらゆらして定まらないことに
重点があり、比喩的に「あの子の考え方はどうもふらついている」などとも用いる。