出典:青空文庫
・・・ると、床板ががらりと転覆って、大松蕈を抱いた緋の褌のおかめが、と・・・ 泉鏡花「伯爵の釵」
・・・れ、泥草履と、塵溜を顛覆返したように散乱ってる中を煤けた顔を・・・ 内田魯庵「灰燼十万巻」
・・・でも、けっして、船が転覆したり、おぼれて死ぬような災難がないとい・・・ 小川未明「赤いろうそくと人魚」
出典:gooニュース
転覆の医療ヘリ、医師が語った導入の背景 「救える命のために」
長崎県の離島・対馬から福岡市の福岡和白病院に患者を搬送していた医療搬送用ヘリコプターが海上で転覆した状態で見つかった事故で、同病院での勤務時に医療用ヘリの導入に関わった米盛(よねもり)病院(鹿児島市)の冨岡譲二副院長(63)が取材に応じた。冨岡さんは「離島やへき地に住むことが医療面で不利にならず、どんなところでも安心安全に暮らせることが理想だ。民間ヘリはそのツールの一つ」と語った。
ヘリ転覆「大事な患者とスタッフ」 受け入れ先院長「悲痛の極み」
海上をただよう浮き具にしがみつく人、転覆したヘリコプターに残された人。6日午後、長崎・対馬から福岡の病院に患者を搬送するため医師ら計6人が搭乗していたヘリが消息不明となり、捜索の結果、長崎・壱岐島の北東沖で転覆した状態で見つかった。「大事な患者やスタッフが……」。患者を受け入れる予定だった病院の院長は沈痛な表情で語った。
「燃料枯渇の時間に到着報告なく」 転覆ヘリ発見、救難の詳報
その後、ヘリは対馬の東方沖で転覆した状態で見つかった。救出された人らが搬送された病院や関係機関は対応に追われた。 「フライトプランによると、燃料は午後3時5分に枯渇することになっているが、その時間になっても到着の報告がない」。国土交通省の担当者がヘリの異変に気付いた。トラブルを想定し、救難活動が始まった。
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