[副]
  1. 自分の心情とは関係なく、事態がどんどん進んでいくさま。ますます。

    1. 「いつはなも恋ひずありとはあらねども―このころ恋し繁しも」〈・二八七七〉

  1. 事の成り行きが、心に適わないとして嘆くさま。つらく。情けなく。

    1. 「からくして思ひ忘るる恋しさを―なきつる鶯の声」〈大和・一〇五〉

  1. 事態が普通でないさま。いやに。異様に。

    1. 「散ると見てあるべきものを梅の花―にほひの袖にとまれる」〈古今・春上〉

[形動ナリ]はなはだよくない。情けない。
    1. 「―なりける、心なしの痴れ者かな」〈宇治拾遺・二〉