のうみんいっき【農民一揆】
封建社会において、農民が領主に対して起こした反抗運動。日本では中世に土一揆 (つちいっき) ・徳政一揆、近世に百姓一揆としてあらわれた。
のうみんうんどう【農民運動】
農民がみずからの経済的、社会的地位改善をめざして行う社会運動。主として大正時代以後の小作料の減免や耕作権の維持を求める闘争をいう。
のうみんくみあい【農民組合】
農民の社会的、経済的地位の向上・改善のために組織された組合。明治初期の小作人組合から始まり、大正11年(1922)日本で最初の全国組織である日本農民組合が結成された。→全日農 (ぜんにちのう)
のうみんせんそう【農民戦争】
⇒ドイツ農民戦争
のうみんぶんがく【農民文学】
1 農村や農民の生活・習俗を素材にした文学。明治30年代以後、自然主義文学から派生。真山青果「南小泉村」、長塚節 (ながつかたかし) 「土」など。 2 農民の立場に立って自覚的に展開された文学。大正末期から昭和初年にかけて文学運動として発展。小林多喜二「不在地主」など。 [補説]書名別項。→農民文学