きんだいし【近代詩】
明治以降、漢詩や和歌・俳句のような伝統的な詩形から脱し、ヨーロッパの詩や精神にならって、新しい思想・感情を自由な形式で表現した詩。新体詩に始まり、象徴詩を経て口語自由詩へと発展した。
きんだいしゅぎ【近代主義】
1 近代市民社会の自由・平等・独立の原理を確立しようとする思想的立場。 2 19世紀末から20世紀初頭のカトリック教会内で、近代思想・学問の方法を導入したキリスト教改革運動。教皇ピウス10世はこれを激しく弾圧した。 3 ⇒モダニズム2
きんだいじん【近代人】
個人主義的で、合理的、科学的な生き方を身につけている人。
きんだいてき【近代的】
[形動]近代独特の性質・傾向をもっているさま。また、前時代にはない新鮮さをもっているさま。「—な建物」
きんだいとし【近代都市】
近代社会の発展とともに建設され発達した都市。
きんだいぶんがく【近代文学】
近代に成立し発達した文学。ヨーロッパでは15、16世紀のルネサンス以降、特にフランス革命以降の文学をさし、分析的な散文、特に小説が主流。日本では、明治維新以後の文学をさす。 [補説]書名別項。→近代文学
きんだいし【近代史】
近代の歴史。→近代2
きんだいびじゅつ【近代美術】
近代の美術。多く、19世紀後半から第二次大戦ごろまでの美術をいう。印象主義に始まり野獣主義(フォービスム)や表現主義などが現れた。