きんせつさつえい【近接撮影】
⇒接写
きんせつさよう【近接作用】
二物体が及ぼし合う力が、物体間に存在する媒質あるいは場の物理的変化を媒介として伝わること。→遠隔作用
きんせつしんかん【近接信管】
目標物に近づくと起爆するように装置した信管。
きんせつばこう【近接場光】
光の波長よりも極めて小さい開口部などで、局所的にまとわりつくように存在する特殊な光。プリズムなどの全反射における反射面の背後ににじみ出る光(エバネッセント光)もその一。いずれも一般的な光と異なり、遠方に伝播しない。走査型近接場光顕微鏡、半導体などの微細加工技術、大容量記憶装置への応用が試みられている。
きんせつれんせい【近接連星】
連星のうち、両天体の間隔がどちらかの天体の半径程度しか離れていないもの。互いの天体の大気の構造や進化に影響を与えるほど接近した近接連星が知られる。一方が恒星、一方が白色矮星や中性子星などの高密度天体の場合、恒星から流れ込むガスが高密度天体の周囲に降着円盤を形成したり、新星の突発的な増光やX線バースターの放射の原因になったりする。
きんせつもくしてんけん【近接目視点検】
橋梁やトンネルなどの土木構造物の点検法の一つ。足場や高所作業車などを利用して、触診や打音検査ができる距離まで近づき、施設の損傷状態や変状を詳細に調べること。→遠望目視点検