近江泥棒伊勢乞食
近江の人は商才にたけ、伊勢出身の人は勤倹に努めて、ともに商人として成功した者が多かったところから、宵越しの金は使わないと自負する江戸っ子が負け惜しみに言った言葉。
おうみあきんど【近江商人】
「おうみしょうにん」に同じ。
おうみおんな【近江女】
能面の一。若い女性の美しさを表現しているが、やや俗っぽいあでやかさのある女面。
おうみげんじ【近江源氏】
宇多源氏の流れで、近江蒲生郡佐々木荘に本拠を置いた源成頼の子孫。近江の守護として勢力があり、京極氏・六角氏・朽木氏などに分かれた。
おうみさるがく【近江猿楽】
中世、近江の日吉 (ひえ) 神社・多賀神社に属した猿楽団体。みまじ・山階・日吉などの諸座があったが、室町末期には大和四座に押されて衰退した。
おうみしょうにん【近江商人】
近江出身の商人。商売がうまく、江戸初期以来、伊勢出身の商人とともに成功者を多く出した。江商 (ごうしょう) 。おうみあきんど。
おうみじんぐう【近江神宮】
大津市神宮町にある神社。旧官幣大社。祭神は天智天皇。昭和15年(1940)鎮座。
おうみせいじん【近江聖人】
中江藤樹 (なかえとうじゅ) の尊称。
おうみのうみ【近江の海/淡海の海】
琵琶湖の古称。おうみのみ。[歌枕]「—夕波千鳥汝が鳴けば心もしのに古 (いにしへ) 思ほゆ」〈万・二六六〉
おうみのおおつのみや【近江大津宮】
⇒大津宮 (おおつのみや)