こんどういさみ【近藤勇】
[1834〜1868]江戸末期の幕臣。新撰組隊長。武蔵の人。名は昌宜 (まさよし) 。京都守護職松平容保 (まつだいらかたもり) の下で新撰組を組織し、尊攘 (そんじょう) 派を弾圧。戊辰 (ぼしん) 戦争で敗れ、斬首 (ざんしゅ) された。
こんどうけいたろう【近藤啓太郎】
[1920〜2002]小説家。三重の生まれ。「第三の新人」の一人。「海人舟 (あまぶね) 」で芥川賞受賞。美術評論も手がける。他に「海」「微笑」、随筆「奥村土牛 (とぎゅう) 」など。
こんどうさだお【近藤貞雄】
[1925〜2006]プロ野球選手・監督。愛知の生まれ。昭和18年(1943)西鉄(西武の前身)に入団。翌年巨人に移籍、投手として活躍するが右手を負傷。中日で再起を果たす。引退後、中日・大洋(横浜DeNAの前身)・日本ハムの監督を歴任。先発・中継ぎ・抑えの投手分業制を確立させた。
こんどうじゅうぞう【近藤重蔵】
[1771〜1829]江戸後期の幕臣。北方探検家。名は守重。寛政10年(1798)松前蝦夷地御用役として、蝦夷地を探検し、択捉 (えとろふ) に「大日本恵土呂府」の木標を建てた。のち、書物奉行。著「辺要分界図考」「宝貨通考」など。
こんどうひでぞう【近藤日出造】
[1908〜1979]漫画家。長野の生まれ。本名、秀蔵。岡本一平に師事したのち、読売新聞社において政治風刺漫画を多数執筆した。後進の指導にも尽力。
こんどうへいざぶろう【近藤平三郎】
[1877〜1963]薬学者。静岡の生まれ。ドイツに留学。天然物有機化学を研究し、各種のアルカロイドを発見した。文化勲章受章。
こんどうまこと【近藤真琴】
[1831〜1886]明治初期の教育家。江戸の人。大村益次郎などに蘭式兵学を学んだ。明治2年(1869)海軍操練所出仕となり、海軍兵学校の予備教育機関としての攻玉塾(のち攻玉社)を創設。
こんどうよしき【近藤芳樹】
[1801〜1880]幕末・明治初期の国学者・歌人。周防 (すおう) の人。本居大平の門下。維新後、宮内省文学御用掛となった。著「明治孝節録」「寄居歌談」など。
こんどうおんど【近藤温度】
⇒近藤効果
こんどうこうか【近藤効果】
磁性をもたない金属に磁性材料をごく少量添加した希薄磁性合金の電気抵抗が、温度低下に伴って対数的に増大する現象。この現象が現れる温度を近藤温度という。昭和39年(1964)、近藤淳が初めて理論的に解明。