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辞書
[名・形動]
1 物事の上下・左右・前後・裏表などの関係が本来の状態とは反対になっていること。また、そのさま。逆 (ぎゃく) 。さかさ。さかしま。「—から読んでも同じ言葉」「セーターを裏表—に着る」「壁の絵が—だ」
2 道理や事実に反すること。また、そのさま。さかさ。さかしま。「言う事とする事が—だ」「娘に説教されるとは—だ」
3 特に、子が親より先に死ぬこと。
「—ながら御回向 (ゑかう) を、受けますこともあらうも知れず」〈人・娘節用・三〉
出典:デジタル大辞泉(小学館)
さかさまごと【逆様言】
1 こちらが言いたいことなのに、先方から言ってくること。道理に合わない言いがかり。 2 「逆さ言葉」に同じ。
さかさまごと【逆様事】
ものの道理に反すること。また、順序が逆になること。特に、親が先立った子を弔うこと。さかさごと。「早く死んで仕舞いさえすれば、何の—も見ずに済んだで御座りまするが」〈木下尚江・良人の自白〉
さかさまのつみ【逆様の罪】
主君や親にそむく罪。逆罪 (ぎゃくざい) 。「いみじからむ—ありとも、この人々をばおぼしゆるすべきなり」〈大鏡・師輔〉
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出典:青空文庫
・・・面倒臭くなったから、それもやめにして腹んばいになって、小説を読・・・ 芥川竜之介「田端日記」
・・・も遠い闇の底へ、まっ逆様におれを吹き落そうとする。一度でもこのく・・・ 芥川竜之介「藪の中」
・・・んで、無理にそこへじ倒した。丁度、鶏の脚のような、骨と皮ばかり・・・ 芥川竜之介「羅生門」
逆様の別れ
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