れんせいパルサー【連星パルサー】
パルサー(高速で自転し、電磁パルスを発する中性子星)を含む連星。1974年、PSR1913+16という連星パルサーが発見され、自転周期と公転周期の精密な観測により、一般相対性理論から予測される重力波を放出していることが間接的に確認された。この業績により、米国のジョセフ=テーラーとラッセル=ハルスは1993年にノーベル物理学賞を受賞した。
れんせいブラックホール【連星ブラックホール】
二つ以上のブラックホールが互いに引力を及ぼし合っている連星系。ブラックホールは互いの周囲を公転し、重力波を放出することでエネルギーを失い、最終的に互いの軌道が近づいて合体すると考えられている。ブラックホール連星。 [補説]2015年9月、重力波望遠鏡LIGO (ライゴ) によって世界で初めて重力波が直接観測され、2016年2月に詳細な解析の結果、その発生源は地球から13億光年離れた連星ブラックホールが合体したものであると発表された。
れんせいちゅうせいしせい【連星中性子星】
二つ以上の中性子星が互いに引力を及ぼしあっている連星系。中性子星がパルサーである場合は連星パルサーとよばれ、一般相対性理論で予測される重力波の放出が間接的に確認できる。また近年、重力波望遠鏡により、近接した連星中性子星が合体してブラックホールが生じるときの重力波の直接観測にも成功した。中性子星連星。
れんせいしょうわくせい【連星小惑星】
⇒二重小惑星