
大阪府藤井寺市にある
真言宗御室 (おむろ) 派の尼寺。山号は蓮土山。
推古天皇の時代、菅原氏の祖である土師連八島 (はじのむらじやしま) が自宅を寺として土師寺と称したのが始まりといわれる。
道真の没後、
天満宮が祀られ、道明寺と改称。本尊の十一面観音像は国宝。
謡曲。
脇能物。
観世・
金剛・
喜多流。僧尊性 (そんじょう) が霊夢により道明寺に行くと、白太夫の神が数珠にするための木槵樹 (もくげんじゅ) の実を授ける。
浄瑠璃「
菅原伝授手習鑑」の二段目切 (きり) の通称。太宰府への途中、
菅原道真が河内土師 (はじ) の里に伯母を訪れると、
時平の手先が襲ってくるが、みずから刻んだ木像が奇瑞をあらわして助ける。