出典:gooニュース
周知「不十分」5割 救急搬送の「選定療養費」 茨城県医師会調査
緊急性のない救急搬送患者から追加料金の「選定療養費」を徴収する茨城県主導の制度を巡り、県医師会は7日までに、県内の23郡市医師会と制度に参加していない救急告示病院に対する調査の結果をまとめた。県民への制度の周知について「不十分」とする回答が郡市医師会では5割を占め、病院でも3割に上った。県医師会は「今後も県民の理解へ広報活動を進展させる必要がある」と強調した。
選定療養費制度「周知が不十分」5割超 茨城県医師会がアンケ
緊急性が認められない大病院への救急搬送時に患者から最大1万3200円の「選定療養費」を徴収できる制度について、茨城県医師会は3日、県内23の郡市医師会に行ったアンケート調査の結果を公表した。制度について県民への周知が足りているかを尋ねたところ、「十分ではない」と答えた医師会が5割以上に上った。 アンケートは3月13~21日にインターネットで実施し、全医師会から回答があった。
選定療養費 軽症の搬送1割減 3カ月で徴収940件 茨城
県保健医療部によると、今年2月末までの3カ月間で、対象22病院への救急搬送件数のうち選定療養費の徴収件数は4.2%の940件。徴収例は風邪の症状、腹痛、発熱、打撲、めまい・ふらつき、軽度の切り傷などのほか、鼻血や便秘もあった。
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