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辞書
１ チドリ目ミヤコドリ科の鳥。全長約45センチ。頭と背が黒色、腹が白く、足とくちばしが赤い。日本では迷鳥とされるが飛来記録は少なくなく、春秋や冬に海岸でみられ、二枚貝をこじあけて食べる。みやこしぎ。
２ ユリカモメの別名。古くから歌や物語に現れる。《季 冬》「嘴 (くち) あかきあはれまづ見よ—／万太郎」
３ ミヤコドリガイの別名。
出典：デジタル大辞泉（小学館）
出典：青空文庫
･･･こととして上陸せず。都鳥に似たる「ごめ」という水禽のみ、黒み行く･･･ 幸田露伴「突貫紀行」
･･･その隣に楽焼の都鳥など売る店あり。これに続く茶店二、三。前に夕顔･･･ 寺田寅彦「半日ある記」
･･･に風を孕み波に眠れる都鳥の艪楫に夢を破られて飛び立つ羽音も物たる･･･ 永井荷風「向嶋」
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