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・・・人殺しとして扱われ、惨虐者として描き出され、法律は、法の無力を証明して支配者の都合に応じて顎で使われ、虚偽の根拠の上に重刑を課した。 私は、一人の妻として計らずもこの事件の公判の傍聴者であり目撃者であった。一九四〇年春ごろから非転向の人・・・
宮本百合子
「信義について」
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・・・わたしら働く婦人は、階級的前衛に対する支配階級の死刑・重刑絶対反対です。絶対反対の叫びを職場に、サークルにひろくひろく響かせ、前衛即時釈放の要求をつきつけなければなりません。そして、支配階級の立場の弱さをかくす為にされようとする統一審理廃止・・・
宮本百合子
「同志たちは無罪なのです」